川崎市多摩区の野菜

川崎市には7つの行政区がありますが、その1つである多摩区ではのらぼう菜という野菜が栽培されています。

アブラナ属の植物であり、和種なばなではなく洋種なばなに属します。

のらぼう菜がいつから栽培されていたのが詳しいことはわかっていませんが、オランダの交易船がジャワ島経由で持ち込んだ闍婆菜がルーツであるとも言われています。江戸時代初期には既に栽培されていました。

花茎が折れても何度でも脇芽を出すという生命力に溢れた野菜であり、また耐寒性にも優れています。1767年に伊奈忠宥がのらぼう菜の種を配布させたという記録が残っており、この野菜が普及したことで天明の大飢饉と天保の大飢饉の際に人々が飢餓から救われたと伝えられています。

のらぼう菜は萎れやすいので長距離輸送には適しておらず、生産地付近でしか消費されてきませんでした。しかし近年はメディアで取り上げられた影響もあって、名産品として知名度が高まりつつあります。